COLLECTIONINTERIOR × 巨匠の足跡 Around maestro
"吉村順三" 発案 "たためる椅子"
■商品番号 : TB10G03
■デザイン : 吉村順三、中村好文、丸谷芳正
■メーカー : 設計工房 MandM
■制作年 : 1990年初出
■素材 : ベイマツ、樫、牛革
■サイズ : W580 × D570 × H700 / SH365 (mm)
■価格 : SOLD
建築家 "吉村順三"の「必要な時だけ必要な数だけ取り出して使える座布団ような椅子」という発案により、元吉村設計事務所の"中村好文"、設計工房MandMの"丸谷芳正"の3人の協働により開発創作された "たためる椅子"。
箱型のシンプルなフォルムは、座面を持ち上げ、両サイドのフレームを順に折りたためば僅か11.5cmの厚さになり、簡単に移動や収納を可能にしています。1985年の発案から3年、まず1988年吉村氏設計の八ヶ岳音楽堂のためにに300脚製作。その後改良を重ね美しさ、機能性、快適性を追求し1990年発売に至った名作椅子。
ヒンジに金属では無く樫の木材を採用、軽さを重視した米松材のフレーム、シート部の素材加工の工夫などディテールの追求と、カラーバリエーション設定など製品としての完成度を高めます。
現在、フレーム素材はオリジナルの米松であったものが吉野杉かアルダー材に変更され、黒、赤、緑の3色設定されていた木部着色も廃止となってしまっていますが、入荷品はオリジナルのグリーン着色された米松フレームにグリーンの本革シート、この「緑」は"吉村順三"が特にお気に入りであった色。
数あるバリエーションの中でも氏のイメージに最も近い姿、形を留める貴重なオリジナルバージョンです。